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最新情報ニュースレター43号

 

■トイレで盗撮:小学校校長を群馬県警が容疑で逮捕

 

勤務先の小学校のトイレで女性教諭を盗撮したとして、群馬県高崎署は8日、高崎市立大類小学校校長、会沢紳喜容疑者(56)を県迷惑防止条例違反と建造物侵入の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

発表によると会澤紳喜容疑者は6月5日午前11時55分ごろ、勤務先の大類小学校1階にある女子トイレに侵入し、女性教諭(20代)を盗撮した疑いがもたれているという。会澤容疑者は女性教諭の後をついて行き、女性教諭が入ったブースの隣のブースに侵入。個室を仕切っている壁の上に手を伸ばし、スマートフォンのカメラ機能を使って盗撮したとのこと。

 女性教諭がこの盗撮に気づき悲鳴をあげたところ、すぐさま他の教員らが駆けつけた。その際、会澤容疑者は既にブースから逃げ出していたが女子トイレ近くで目撃された。

 事件翌日の6日、大類小学校の職員が警察に通報したことで、群馬県警高崎署が捜査を開始。目撃証言などから校長の会澤紳喜容疑者が犯人として浮上してたが、最終的には7日夜、会澤容疑者自ら警察に出頭して自供したことから、8日朝に逮捕された。

 会澤容疑者は1981年に教員として採用され、2012年から現在の大類小学校の校長を務めていた。

最近は学校の校長による犯罪行為がたびたびニュースになっており、先月には福岡県の校長が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、今月には大阪府立高校の公募校長が万引きをしたとして事情聴取を受けていたことも発覚した。

 

 

 

 

◆強制わいせつ「女児供述は誘導」と無罪判決…東京地裁 2014/7/4 毎日新聞

 

女児への強制わいせつ罪に問われた元小学校教諭に東京地裁が昨年12月、被害女児の供述に誘導の可能性があるとして無罪を言い渡していたことが分かった。判決は幼い被害者の供述を「録音・録画して信用性を担保する方法がある」と可視化の活用に言及した。京都でも今年6月に同じ理由で元小学校講師が無罪となった。検察は未成年被害者の聴取を可視化する方針を打ち出したが、こうした判決が背景にあるとみられる。

 

◇可視化活用促す

 

 無罪となったのは東京都内の公立小に勤務していた元教諭の男性(61)=懲戒免職。休み時間に教室で当時6歳の女児2人を膝に乗せ、下半身を触ったとして起訴された。 被告は公判で起訴内容を否認。母親に促される形で「触られた」と訴えた女児2人の捜査段階の供述の信用性などが争点となった。弁護人によると、公判では女児2人と母親、現場にいたとされる同級生への尋問が行われ、女児2人は「触られた」と証言したが回数や時期が食い違った。同級生は「触っているところは見たことがない」と述べた。判決は、女児2人が母親に迎合し、体験していないことを話した疑いが残ると判断し、可視化の活用を促す異例の言及をしたうえで無罪とした(検察側が控訴)。 京都地裁宮津支部でも今年6月9日、小学3年女児への強制わいせつ罪に問われた元小学校講師に無罪が言い渡された。この事件でも女児の聴取内容を録音・録画した記録媒体は証拠提出されておらず、判決は「被害日時を特定する女児の供述が、保護者らの誘導でもたらされたのは明らか」と述べた。 東京の元教諭の弁護人は「子供の証言は大人の影響でぶれやすい。検察は低年齢の児童の証言が有罪、無罪を左右するケースは録音・録画すべきだ」と指摘。最高検は6月に可視化の試行対象を未成年被害者の聴取にも拡大する方針を明らかにした。【島田信幸】

 

 自分が望まない性的行為「性暴力」。去年1年、警察に届出があった性暴力被害のうち、レイプは約1400件。内閣府の調べではレイプ被害を警察に相談した人はわずか3.7%にとどまっている。実は、加害者の8割が肉親を含む知り合いのため、被害を訴えられないのが現実だ。国は、2015年度末までに被害者を支援する「ワンストップ支援センター」の設置を各都道府県で促進すると表明。1か所に連絡するだけで警察・弁護士・医師などと連携を取り、被害者の負担を減らすことが狙い。現在全国で10カ所以上が動き出したが、さらに設置を進めていくためには、医療機関の連携など、課題もある。一方、性暴力被害にあった女性が、取り調べでの二次被害を防ぐため、警察学校で自身の体験を語るなど、当事者も動き始めた。 被害者の支援体制をどう整えていくのか、現場の模索を伝える。

 

 

 

◆大阪府立山田高校教諭の西谷道治容疑者を強姦未遂で逮捕2014/7/3 インターネットNEWS

 

大阪府警は 3 日、元教え子に無理やり乱暴しようとしたとして府立山田高校の体育教諭の男( 57 )を強姦未遂の容疑で逮捕したと発表した。逮捕容疑は 6 月下旬の深夜、吹田市内のマンション駐車場で無理やり元教え子に性的な乱暴しようとした疑いが持たれている。教諭の男は「 記憶にない 」と容疑を否認している。西谷容疑者は元教え子に性的暴行を加えようとした時に、マンションの住人に見つかり逃走したが、防犯カメラに一部始終が映されていたという。その後、女性が警察へ被害届を提出し、現場の防犯カメラを調べた結果、乱暴されている女性の姿が映っていた。

 

西谷容疑者は勤務する府立山田高校では体育教師としてサッカー部の顧問を務め、勤務態度もまじめだったという。山田高校の教頭の話では「熱心に生徒指導もされているベテランの先生」と話しており、酒によって理性のタガが外れたのだろうか。

 

≪少年による性犯罪≫

◆多摩区の幼稚園でわいせつ-高3逮捕

 神奈川県多摩署は4月30日、女性会社員にわいせつな行為をしたとして、東京都調布市に住む私立高校3年男子生徒(17)を強制わいせつの容疑で逮捕した。発表によると少年は神奈川県多摩区で4月2日午後8時5分ころ、路上を歩いていた女性会社員(22)に背後から近付いて首を絞めたうえ、近くにある幼稚園の敷地に連れ込んで胸を触るなどした。事件当時幼稚園は閉演中で、敷地内には誰もいなかった。

 女性からの相談を受けた多摩署が、女性の証言や付近に設置された防犯カメラの映像などから得た情報をもとに捜査を進めていたところ、29日夜に人相や服装が似た少年を現場付近で発見。多摩署員が少年に職務質問したところ、容疑を認めたため逮捕した。少年は「間違いありません」などと話し、容疑を全面的に認めている。

 多摩署は事件に至った経緯について詳しく調べるとともに、余罪が内科なども含めて捜査を進めていく方針。

 

≪議員による性犯罪≫

◆-奈良県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された吉武昭博・葛城市議 2014/5/29読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

5月29日女子高生にみだらな行為をしたとして奈良県警少年課などは、奈良県青少年健全育成条例違反容疑で葛城市疋田、葛城市議、吉武昭博容疑者(27)を逮捕した

 「奈良県警少年課は、4月中ごろ17歳の女子高生を自分のマンションに連れ込んでみだらな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反容疑で同県葛城市の市議、吉武昭博容疑者(27)を逮捕した」とのこと。吉武容疑者は2012年秋ごろ、県内の商業施設で女子高校生に声をかけて知人になった。「部屋には入れたが、みだらな行為をしたかは覚えていない」と言っている。吉武昭博・葛城市議は市内で学習塾・樂秀館も経営している。

 6月13日葛城市議会は、臨時議会を開き、県青少年健全育成条例違反容疑で県警に逮捕された吉武昭博市議に対する辞職勧告決議案を可決。辞職勧告決議案では、「葛城市民と葛城市議会との信頼関係を大きく失墜させ、その責任は重大」「市議会全体の品格と倫理意識が問われていると言っても過言ではない」などと指摘。「責任の重大さを深く認識して、直ちに市議会議員を辞職することを強く求める」としている。

 さらに6月18日女子高校生とのわいせつな動画をインターネット上に公開したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)などの容疑で再逮捕した。発表では、吉武容疑者は1月、高校2年だった女子高生(17)とのわいせつな行為を撮影した動画をネット上に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。「生活費などに金が必要だったので、動画を売っていた」吉武容疑者は動画の投稿で報酬を得ていたという。別の女性のわいせつな動画も複数投稿しており、県警は経緯などを詳しく調べる。

 

ニュースレター42号

 ◆教室で生徒盗撮  中学教諭を免職2014/2/22 朝日新聞岡山

「黙想」最中に!

 集中力を高めるためなどとして目をつぶらせている間に女子生徒のスカート内を盗撮したとして、岡山県教委は21日、倉敷市の公立中学校の30代の男性教諭を懲戒免職したと発表した。県教委によると、教諭は昨年9月から今年1月の間に、少なくとも5人のスカート内をスマートフォンで計30回盗撮したとしている。教諭は昨年4月以降、下校前のホームルームで、クラス全員に1分間、1日を反省する「黙想」の時間を設けていた。教諭は「インターネットで盗撮の画像を見て自分も撮りたくなった」と話しているという。


◆バイクで下半身露出容疑、中学校教頭を書類送検2014/2/28朝日新聞(110・119)

 オフロードバイクを運転しながら下半身を露出したとして府警は28日、堺市立中学の男性教頭(50)を公然わいせつ容疑で書類送検し、発表した。「露出したまま女子高生の横を通り過ぎると興奮した」と容疑を認めている。

 富田林署によると、教頭は堺市南区の路上で昨年8月1日午後3時ごろ、女子高生2人に下半身を露出した疑いがある。2人の後方で一旦停止し、チャックを開けて露出してから低速で追い越していた。エンジン音で振り返った2人が、露出に気づいた。教頭はヘルメットをかぶり、マスクをして顔を隠していたが、1人がバイクのナンバーを覚えていたという。 富田林市内で同11日朝、他の女子高生に露出した容疑でも書類送検された。


◆鹿屋市元校長セクハラ事件で、全額の退職金返納命令書2/12 南日本新聞

鹿児島県教委は、元校長に対して、セクハラ行為は裁判で確定されたとして、全額の退職金返納命令書が出されました。


◆生徒にわいせつ行為で逮捕  高校非常勤講師 福井県/中日新聞 2014/2/28

 福井県警は28日、県青少年愛護条例違反(わいせつ行為)の疑いで、福井市つくも1、高校非常勤講師山田康貴容疑者(41)を逮捕した。

逮捕容疑では、昨年9~10月、勤務先の高校校舎内で、18歳未満と知りながら数回、女子生徒の胸を触るなどのわいせつな行為をしたとされる。生徒が親と一緒に警察に相談して発覚。県警によると容疑を認めている。


◆女子生徒へのセクハラなどで11人を懲戒処分 北海道教委/北海道新聞 2014/02/28

 道教委は27日、女子生徒の体をペンでつつき不快な思いをさせるセクハラ行為を繰り返したなどとして、オホーツク管内の男性高校教諭(26)を停職3カ月とするなど11件の懲戒処分を発表した。 道教委によると、男性教諭は昨年5月から11月にかけて、3年生の女子生徒1人の肩や脇腹をペンでつついた。また別の女子生徒が飲酒したことを知りながら注意せず、管理職への報告を怠った。 石狩管内の男性高校教諭(59)は授業中、セクハラの具体例など性的な表現を含む自作の文章を生徒に配布したとして、停職2カ月。男性教諭は「セクハラへの注意を呼び掛けるためだった」と話しているという。

石狩管内の男性高校教諭(49)と道南の男性中学校教諭(29)は、自校の女子生徒に不適切な内容のメールを送ったとして、停職1カ月とした。 生徒2人の知能テスト結果などの個人情報が書かれた紙を知人に渡し、資料作成を依頼した後志管内の女性中学校教諭(60)は減給10%1カ月。このほか6人が、授業中や部活動の指導中に児童生徒に体罰をしたとして停職や減給、戒告処分となった。

 

≪海外では≫

 ◆児童の性的虐待で米小学校校長を逮捕、ネットで被害者物色/CNN.co.jp 2014/3/6日

(CNN) 米南部ジョージア州の捜査当局は6日までに、インターネットで被害者となる児童を物色し、性的交渉を持ち掛けていた罪などで小学校校長を含む14人を逮捕したと発表した。同州ダグラス郡の学校行政当局によると、この校長はアトランタ郊外の学校に務め捜査が続行している間、職務を解かれる処分を受けた。弁護士によると、未成年者との接触禁止、ポルノ目的などのインターネット使用の禁止の処分も科された。容疑者の校長は現在の学校への赴任前、同州内外の2校でも校長を務めていたという。児童搾取防止法違反や電子ポルノなどの罪に問われている。14人の逮捕は、地域や州、連邦の37の捜査機関が数カ月間かけて策定、実施したおとり捜査の成果となっている。逮捕者の年齢は21~64歳で、児童と会うためジョージア州北部から遠出もしていたという。同州の捜査当局によると、これら容疑者はチャットサイトなどを通じて児童を探して接触、性的交渉の同意を得た後、暴行する目的で面会する手はずを整えるのが手口だった。◆児童への性犯罪が3日に1件、犯人は教師が最多―中国/XINHUA.JP 2014/3/4 中国で3日開幕した全国政治協商会議(政協)で、政協委員3人が9年間の義務教育に子どもの安全について教える課程を盛り込むことを提案した。同国では昨年、全国で125件の女児に対する性犯罪事件が報じられた。3日に1件の割合で事件が発覚している計算で、被害者の年齢は8~14歳。犯人で最も多かったのは教師だった。新京報が3日伝えた。 報道によれば、2日に行われた政協関連の座談会で、昨年の子どもへの性犯罪の状況が報告された。昨年報じられた125件の性犯罪では被害者が低年齢化する傾向が顕著で、小学生が被害を受けるケースが多かった。 125件のうち犯人が教師だったケースが33件で最多。学校の校長だったケースも10件、公務員だったケースも6件あったという。 子どもの約6割が「性教育とはなにか」を知らないことも分かった。保護者が学校で性教育をすることに賛成する割合は83%。また義務教育に性教育を組み込むべきと考える教師の割合も88%に上った。

 

 

 

ニュースレター41号

◆教え子呼び出しわいせつの疑い2013/6/24 朝日新聞

兵庫 元高校教諭を逮捕

 教え子の高校1年の女子生徒(当時16歳)にわいせつな行為をさせたとして、兵庫県警は24日、奈良県橿原市立八木中学校の常勤講師、山口和哉容疑者(26)を児童福祉法違反容疑で逮捕し、発表した。否認しているという。

少年育成課によると、山口容疑者は兵庫県の私立高校教諭だった2010年9月と11年1月、顧問をしていた運動部の遠征で大津市東京都新宿区のホテルに泊まった際、女子部員を部屋に呼び出してわいせつな行為をさせた疑いがある。

 

◆生徒にわいせつ行為 男性教諭を懲戒免職/静岡/2013/7/11 産経新聞

 県教育委員会は10日、女子中学生の体を触るなどのわいせつ行為をしたとして、県内の公立中学校に勤務する20代の男性教諭を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。県教委の今年度に入っての懲戒処分は今回を含め3件3人で、免職処分は初めて。

 県教委によると、男性教諭は5月中旬、職務時間外に校外で数回にわたって面識がある女子生徒の体を触るなどわいせつ行為をしたとしている。

 6月初旬、担任が女子生徒の様子に不信を抱いて発覚。その後、男性教諭が勤務する学校長や県教委などが男性教諭から聴き取り調査して確認した。男性教諭は「教師としてあるまじき行為をした。女子生徒や保護者など関係者に迷惑を掛けて申し訳ない」と事実を認め、反省。女子生徒に好意を持っていたと話しているという。県教委は「男性教諭の行為は強制わいせつ容疑にはあたらない」として警察への報告はせず、女子生徒の保護者も告発はしないという。県教委の安倍徹教育長は「県民の学校教育に対する信頼を著しく失わせるもので、深くおわびする。このような事態が発生したことを重く受け止め、再発防止に向けて指導を徹底する」とコメントしている。

 

◆教諭が女児着替え盗撮=小学校教室にカメラ-岐阜 2013/06/29

 岐阜市教育委員会は29日、市立鏡島小(松井誠二校長)の男性教諭(34)が、女児の着替えに使う教室にビデオカメラを仕掛けていたと発表した。市教委の聞き取りに教諭は「2010年から着替えを撮影していた。自宅パソコンに動画ファイルを10本ぐらい保存した」と盗撮を認めている。県警岐阜中署によると、教諭は28日に出頭し、任意の事情聴取を受けた。 市教委によると、教諭は27日、校舎の鍵を開ける当番で他の教職員より早く登校し、備品のビデオカメラを教室に設置。3年生の水泳の授業後に、着替え中の女児がカメラを発見した。

 

 

◆女子高生と二股交際、わいせつ行為の教諭免職/2013/7/25/SANSPO.COM 埼玉県教育委員会は25日、女子生徒2人と同時に付き合ってわいせつ行為をしたとして県南部の県立高校の男性教諭(31)を懲戒免職処分とした。2人はすでに卒業しており、教諭が顧問を務める部活の教え子だった。 県教委によると、男性教諭は2011年12月から、当時3年の女子生徒と交際を始め、12年3月からは当時2年の女子生徒とも交際するようになった。車の中や教諭の自宅でキスや性行為をしていたという。 卒業後も交際を続けていたが、同時に交際されていることに気付いた2人と保護者が、6月に高校に相談して発覚した。教諭は県教委に対し「同時に2人の元生徒を傷つけてしまうという許されない行為をした。大変申し訳ない」と話しているという。

 

◆小学教諭「裸の写真ばらまくよ」脅迫容疑 /2013/7/10/nikkansports.com 埼玉県警大宮署は10日、脅迫の疑いで、さいたま市北区、同市立小教諭大塚裕容疑者(28)を逮捕した。 逮捕容疑は9日午後9時5分ごろ、同市北区のホテルで、女性(20)に「これからも会ってくれるよね。裸の写真を撮ったから。現像してばらまくよ」と脅迫した疑い。 同署によると、大塚容疑者は帰宅途中に電車内で乗り合わせた女性に声を掛け、ホテルに誘ったという。女性がホテルから110番した。 調べに対し「ばらまくとは言っていない」と供述しているという。

 

◆生徒たたいた疑い、元臨時教諭を書類送検 埼玉/2013/4/20/MSN産経ニュース 埼玉県戸田市の市立中学校で昨年5月、体育の授業中に担任していた特別支援学級の男子生徒の顔を手でたたいたとして、県警蕨署は、暴行の疑いで元臨時教諭の男性(30)を書類送検した。 市教育委員会によると、男性は「しっかりやってもらいたいとの思いだった」と説明。市教委は昨年6月、「不適切な指導」で厳重注意し、男性は依願退職した。 男子生徒の保護者が昨年末から蕨署に相談していた。

 

◆教員免許失効を隠す 秩父の中学校教諭を失職処分/県教委/2013/4/16/埼玉新聞 秩父市立中学校に4月から勤務していた男性教諭(53)が、教員免許が失効していることを隠して臨時採用されていたことが15日、県教育委員会への取材で分かった。県教委は採用を取り消し、失職処分とした。 県教委によると、男性教諭は昨年7月、山口市内で無免許で乗用車を運転した道交法違反罪で、山口地裁から懲役10カ月、執行猶予4年の判決を受けており、教育職員免許法に基づき、教員免許が失効していた。 男性教諭は教員免許状を返納せず、判決を受けたことを隠した上、経歴として勤務実績のない九州地方の予備校と市町村教委の在籍証明を偽造し、県教委に提出。男性教諭は9日に着任し、数学を担当していた。 外部の人からの連絡で、校長が事情を聴いたところ認めたという。県教委は県警への告発も検討している。

 

◆女子生徒にわいせつ行為 教諭2人懲戒免職/香川/2013/7/18 産経新聞

香川県教委は17日、女子生徒にわいせつな行為をしたとして、仲多度郡内と高松市内の県立高校に勤務する男性教諭2人を懲戒免職処分にしたと発表した。県教委によると、仲多度郡の高校の教諭(37)は平成21年12月、当時勤務していた三豊市の県立高校で帰宅の遅くなった女性生徒を車で送る途中、社内でキスをして胸を触るなどした。

 高松市の高校の教諭(26)は昨年4月頃、同市内のカラオケボックスで、勤務校の女子生徒にキスをするなどした。

 県教委はほかにも、教室で誤ってアダルトDVDの映像を流した仲多度郡の中学校の男性教諭(56)を停職1カ月、高松市が導入したパソコンのセキュリティシステム機能を遮断するソフトウエアを不正使用した同市立中学校の男性教諭(50)を減給10分の1(2カ月)にした。

 

◆勤務中に校内で抱き合い…中学教諭ら8人を懲戒処分/神戸市/2013/7/19 産経新聞

 神戸市教委は18日、今年2月に実施した体罰アンケートで昨年度に生徒・児童に体罰を加えていたことが判明した教員のうち、8人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。懲戒処分は同日付。他に25人を訓戒、41人を厳重注意とした。

 懲戒処分の内訳は、男子生徒の頭を脇で締めつけるなど4件の体罰を加えた中学校の男性教諭(40)を減給10分の1(3カ月)、組み体操の練習でミスをした男児の頭を数回たたくなどした小学校の男性教諭(51)を同(1カ月)など。

 また、市教委は、生徒の保護者と恋愛関係となり、勤務中に校内で抱き合うなどした中学校の男性教諭(59)を減給10分の1(3カ月)、生徒の写真データなどを無許可で校外に持ち出し盗まれた中学校女性教諭(51)を戒告処分とした。

 

◆体育館床で男女教諭抱き合う 保護者が目撃 /2013/6/5/MSN産経ニュース 埼玉県狭山市の市立小学校の体育館で5月18日、いずれも40代の男性教諭と女性教諭が床で抱き合っているところを保護者に目撃され、市教委が処分を検討していることが5日、分かった。 狭山市教育委員会によると、男性教諭は同校で勤務しており、女性教諭は3月まで勤務していた。5月18日は土曜日で、女性教諭は現在勤めている小学校の運動会で実施するダンスの練習をするために体育館にいたという。2人とも服を着ていた。スポーツ少年団の活動のため準備に来た保護者が目撃した。 男性は既婚で、女性は独身。市教委に対し2人とも「以前から好意を持っていた」と話しているという。男性は「子どもの前に立つことが苦しくなった」として3日から休んでいる。

 

 

≪海外でも≫

◆7歳児レイプの男に死刑判決=インド人、学校食堂で犯行-UAE【ドバイAFP=時事】2013/07/29

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの裁判所は29日、アブダビの学校で7歳の女児をレイプしたインド人の男性被告(57)に対し、死刑を言い渡した。被害者側の弁護士が明らかにした。被告は勤務先の学校の食堂で女児をレイプ。人に言えば「殺す」と女児を脅していた。UAEでは、死刑判決が出ても後に終身刑に減刑されるのが通例で、死刑執行はまれ。パキスタン人の子供をレイプ・殺害したUAE人被告が2011年2月に死刑を執行されたが、執行は10年ぶりだった

 

≪体罰≫

◆盲学校児童、裸にして尻たたく=女性教諭、体罰で停職処分-北海道教委/2013/2/27

 北海道教育委員会は27日、盲学校で児童の下半身を裸にして尻をたたくなど体罰を繰り返したとして、紋別市の特別支援学校の女性教諭(48)を停職1カ月の懲戒処分とした。 道教委によると、教諭は道内の盲学校に勤めていた2010年9月ごろ、小学部5年の男子児童が宿題をしなかったとして、教室内のカーテンの陰で児童のズボンと下着を下ろし、尻を直接平手で1回強くたたいた。翌10月にも、ほおを1回強く平手打ちしていた。 この児童には、教科書の音読を間違えたなどの理由で、12年2月までの3年間に計30~40回、額を指ではじく行為を繰り返し、児童は同月、恐怖を訴え5日間欠席した。 教諭は「(視覚障害のある児童に対し)耳からの情報だけでなく、痛みを伴った方が記憶に残ると考えた」と説明。体罰の意識もなかったと釈明したが、道教委は「間違った指導」とした。

 

◆「無意味な正座」は体罰=部活動指導ガイドライン策定―文科省 /2013/5/27/時事通信

 学校の運動部活動の指導方法について検討してきた文部科学省の有識者会議は27日、指導名目の体罰を防ぐためのガイドラインを策定した。体罰に当たる事例として、「長時間にわたる無意味な正座」や「水を飲ませず長時間ランニングさせる」などを例示している。文科省は6月にも全国に配布する。 ガイドラインは、まず運動部活動が学校教育の一環として行われるもので、勝利や技能向上だけを目指すのではなく、豊かな学校生活を送るために重要だと定義。外部指導者らと連携して適切な指導体制・計画をつくるよう求めた。その上で、体罰に当たる行為として、殴る蹴るやパワーハラスメントに当たる発言のほかに、限度を超えて肉体的、精神的負荷を課すことなどを列挙。正座やランニングに加えて「受け身ができないように投げる」などを例示し、「指導者と生徒との間で信頼関係があれば許されるとの認識は誤り」と指摘した。 ガイドラインは、大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題を受け、3月から弁護士やスポーツ界の有識者9人で検討してきた。座長の友添秀則早大教授から受け取った下村博文文科相は「各学校で活用してもらい、部活動現場から体罰が根絶されるように努力してまいりたい」と述べた。 

 

 

 

ニュースレター40号

 

◆パワハラ・セクハラ被害 トップ選手11.5% JOC調査3/20 朝日新聞

 

日本オリンピック委員会(JOC)は19日、トップ選手の11.5%が暴力を含むパワーハラスメント、セクシュアル・ハラスメントを受けたことがあるという調査を発表した。行ったことがあるという指導者は3%だった。

JOCは2月、加盟57競技団体の強化指定選手3828人、指導者3081人を対象に無記名アンケートを実施。選手1798人、指導者1457人から回答を得た。パワハラ、セクハラを受けたことがると答えた選手は206人で、治療が必要だったとする選手も20人いた。自由記述では「精神的苦痛が大きく、引退の理由の一つになった」「コーチのストレス発散としか思えない」との意見があった。スポーツ現場の暴力問題に詳しい伊東卓弁護士は「トップ選手でこの数字は深刻。実際にはもっとあるだろう」と指摘する。一方、「信頼関係さえあれば問題ない」とする選手も少なくなかった。

 

≪セクハラ等性暴力≫

◆元教え子に睡眠剤入り紅茶 体を触った疑い高校教諭起訴/兵庫/3/30/朝日新聞

 勤務先の高校で元教え子にわいせつ行為をしたとして、兵庫県警が、県立神戸高校教諭の数越達也容疑者(58)=神戸市東灘区=を準強制わいせつ容疑で逮捕し、神戸地検が29日、同罪で起訴した。「睡眠導入剤入りの紅茶を飲ませて体を触った」と容疑を認めているという。

 起訴状によると、数越容疑者は2月15日夕、神戸高校の物理準備室で、20代女性の意識をもうろうとさせ、体を触るわいせつ行為をしたとされる。女性は元教え子で、勉強を教えてもらいに来たという。数越容疑者は物理の授業を担当。昨年9月、「視聴覚教育・情報教育功労者」として文部科学大臣賞を受けた。

 

◆教え子に淫行容疑で再逮捕刈谷の元塾経営者/愛知県/4/11/中日新聞

愛知県警豊田署は10日、児童福祉法と児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで学習塾の元経営者近藤諭容疑者(28)を再逮捕した。

再逮捕容疑では、2011年8月、刈谷市内のマンションで、15才だった塾の教え子の女子高生にみだらな行為をさせ、携帯電話のカメラで撮影したほか今年1月にも17歳の女子高生を刈谷市の塾本部で同様に撮影したとされる。

署によると、児童福祉法違反は支配的地位を利用した場合に適用する。近藤容疑者は「経営者の立場は利用していない。恋愛感情を抱いていた」と否認しているが、「将来、塾の社員として雇用すると言われた」とする被害者の証言から適用できると判断した。

近藤容疑者は女性講師を殴ったとして今年2月に傷害容疑で、女子高生の裸を撮影したとして3月に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、両罪で起訴されている。

学習塾は妻が社長を務める会社が経営していたが、株式を売却して今月から別の会社が経営している。

 

 

◆元高校教諭、生徒にわいせつ容疑で逮捕愛知県/4/25/中日新聞

 教え子の生徒にわいせつ行為をしたとして、愛知県警豊田署は24日、同県みよし市元高校教諭浦野孝弘容疑者を強制わいせつの疑いで逮捕した。

「体を触ったのは体調の悪い生徒の症状を確認する為だった」と容疑を否認している。逮捕容疑は、1月20日午前9時45分から10時45分までの間、同県豊田市の県立高校で、顧問を務める部活動の最中に体調不良を訴えた女子生徒(当時16歳)の体を体育準備室で介護をするふりをして触ったとされる。 豊田署によると、生徒の母親が署に相談した。県教育委員会は浦野容疑者を3月に懲戒免職処分にした

 

◆わいせつ行為9人 教諭の処分公表せず/愛知県教委/4/26/中日新聞

 愛知県教育委員会は25日、2011年と12年両年度に、教え子へのわいせつ行為で教諭9人を懲戒免職などの処分にしながら、公表してなかったことを明らかにした。

 県教委によると小学校1人、中学校4人、高校3人の教諭を懲戒免職とし、高校教諭1人も停職5カ月の処分としていた。被害者が特定される恐れがあるという理由で発表しなかった。 県教委の内規では、懲戒処分をした場合、教諭の勤務地域や小中学校の区別、処分内容を公表する。被害者が公表を望まなかったり、被害者が特定されると判断した場合、非公表にできる。

 県教委の担当者は記者会見で「被害者の人権に配慮して処分を公表しなかった」と説明。懲戒免職や停職などの処分は被害者が特定されない形で公表することを検討する。

 

◆中学校でみだらな行為 男性教諭を免職/大分県/5/22/時事通信

大分県教育委員会は22日、勤務中の中学校内などで女子生徒にみだらな行為をしたとして、20代の男性教諭を懲戒免職処分にした。教諭は県教委に対し、「申し訳ないことをしたという気持ちでいっぱいです」と話しているという。

県境によると、教諭は県内の公立中学校に勤務。5月5日に自宅アパートで、同7日に勤務中の学校内で、女子生徒にみだらな行為をしたという。生徒の保護者が学校に相談して発覚。教諭はメールで連絡を取り合う関係だったという。

 

≪体罰≫

◆児童「体罰で不登校に」賠償求め堺市を提訴へ大阪/5/12/朝日新聞

 担任教諭から体罰を受けて負傷したとして、堺市立小学校の男子児童(11)と母親(32)が市に330万円の損害賠償を求める訴訟を起こす。児童側は「体罰で学校に行けなくなった」とも主張する方針で、裁判所が体罰と不登校の因果関係についてどのような判断を示すか注目される。

 訴えによると、児童は5年生だった昨年6月、体育の授業中に消しゴムを投げて遊んでいた時、50代の女性教諭から注意を受けた。かばんにしまおうとした消しゴムを誤って床に転がしてしまった児童の左肩を教諭が右足で蹴り、骨折したという。同11月には、次に授業に向けて教室を移動しようとしなかった児童の服を教諭がつかんで引っ張り倒し、右手首の靭帯を損傷したと主張している。

 児童側は「6月の体罰後に学校に改善を求めたが、受け入れられなかった」とも指摘。11月の体罰以降、「担任教諭が怖い」として約4か月間不登校になったとしている。母親は朝日新聞の取材に「裁判を通じて真実を知りたい」と話している。教諭が他校に異動した今春からは投稿しているという。

 児童側の主張に対し、堺市教委は取材に「教諭の足が肩に当たったり服を引っ張ったりしたが、けがはさせておらず体罰ではない」と説明。不登校になった原因については「教諭の行為に対する見解の違いで、学校への不信感が芽生えたためだと考えている」とし、争う姿勢を示している。

 

◆部活中 指導か体罰か 滋賀・愛荘町立 柔道死亡事故/5/13・14/朝日新聞

 指導か。それとも体罰だったのか。2009年、柔道の部活中に起きた死亡事故。遺族が当時の顧問の男性(30)と町に国家賠償請求訴訟で判決が14日、大津地裁で言い渡された。

「心身が未発達な中学生に対しては、指導者は安全面に十分配慮する義務がある」と指摘した。

各地で事故が相次ぐ中、危険を伴う柔道指導のあり方に司法が改めて軽傷を鳴らしたと言える。

 

 ≪キャンパス・セクハラ≫

◆上智短大学長を解任 女子学生にセクハラメール神奈川県/3/30/中日新聞

 学校法人上智学院は29日、教え子の女子学生にメールを送りつけたのはセクハラに当たるとして、上智大短期大学部の高野敏樹学長(62)を27日付で解任したと発表した。教授としての職は残っており、今後超過処分も検討する。後任は上智大の滝沢正学長が兼ねる

 上智学院によると、高野氏は学長代行を務めていた昨年8月中旬から9月末、当時20歳の女子学生の携帯電話に、好意をほのめかす内容のメールを約60通送りつけた。うち約20通は深夜や未明の送信だった。

 メールの具体的な文章は、女子学生のプライバシー保護を理由に明らかにしていないが、「名前を呼び捨てにするなど、通常の連絡とは言えない内容だ」としている。

 女子学生が今年2月、上智学院のハラスメント対策委員会に申し立てて発覚。高野氏は行為を認めた上で、「あくまで教員と学生という関係の中で連絡したつもりだったが、セクハラと言われてもしかたがない 」と話しているという。

 

 

 

 

 

ニュースレター39号

◆ 

長野県特別支援学校寄宿舎でわいせつ行為 指導員を懲戒免職 長野県  2013.1.24 18:58

併せて懲戒免職処分を公表しない可能性を含めた内容に改正。

県教委は24日、県立特別支援学校に勤務する寄宿舎指導員が生徒にわいせつな行為を行っていたとして懲戒免職処分にしたことを公表した。しかし、公表と同時に、被害者からの要望があった場合には、学校などを特定できない形で懲戒免職処分を公表していた基準について、処分そのものを公表にしないこともあり得るとする内容に改正。懲戒処分の対象となる行為事態を隠蔽する可能性にもつながり、今後に議論を呼びそうだ。

 県教委はこの事例を公表基準改正の第1号として処分の理由となった行為の概要などは一切説明せず、わいせつ行為をした指導員と監督責任で上司の校長ら2人を減給処分としたことのみを公表した。

 県教委は基準改正の理由として、「特別支援学校で起きたことであり、障害がある被害生徒と保護者からの風評被害や2時被害への強い懸念から出された上申書があたため」と説明している。

 

長野県では2012年8月「わいせつ行為続発」として半年で7人もの懲戒免職処分者を出している。

「2人だけの秘密だよ」「励ますつもりが無意識に」などと懲戒免職処分を受けた2人の教員はそれぞれにこう称して教え子の体を触るなどしていた。

長野県は青少年健全育成条例がなく、唯一東御市だけが青少年健全育成条例を施行している。教え子へのわいせつ行為で2012年3、4月に相次いで逮捕された中学校と高校の教師は、この条例を適用して逮捕されている。      事務局スタッフ

 

 新聞報道から

長野市内の小学校の男性教諭(52)は、11年7月~12年6月にかけて、体育館わきの器具室などで女子児童6人にキスしたりさせたりしたほか、体にも触っていた。多いときは、週1、2回もこうした行為をしていたという。

また、北信地方の高校の男性教諭(58)は、12年5月に特定の女子生徒へ個別指導で腰や太ももに触る行為を複数回していた。この教諭は、08年に学校外のプールで女子小学生の腰や背中を触ったとして、県迷惑防止条例違反の罪で罰金30万円の略式命令を受け、減給3か月(10分の1)の懲戒処分を受けている。このこともあって、厳しい処分にしたという。

さらに、3月からは、わいせつ行為で警察に逮捕されるまでになった教師が、小学校から高校まで毎月のように計5人も出ている。その内容も、ビデオカメラでの盗撮から教え子とのみだらな行為まであった。短期間にこれだけ教師の不祥事が噴出するのはなぜなのか。長野県に、淫行処罰規定を盛り込んだ青少年健全育成条例がないことがあるのではないかとの指摘もあった。都道府県で条例がないのは長野県だけで、ネット上では、教師を守るためではとのうがった見方さえ出ている。

ところが、昨年8月に免職になった前出の教師2人は、まだ逮捕されていない。県教委の教育総務課によると、もし県条例があれば2人の行為は抵触する可能性が強いが、条例がないこともあるらしい。このため、逮捕されれば実名が出るはずなのに、2人の場合は県教委の処分で匿名扱いになってしまった。

報道によると、2人のうち小学校の教師は、親告罪の強制わいせつに当たるというが、被害児童の親が「子どもを守るため特定されたくない」と警察ざたになるのを望まなかったという。いわば、この教師は、子どもを人質に取られている親の弱みのおかげで、告訴を免れた形になったわけだ。

とはいえ、今回の不祥事続発で、警察から動きが出てきた。

県議会の6月定例会で、県警の佐々木真郎本部長が、条例がなかったため摘発できなかった事例を挙げ、「条例の制定は必要だ」と訴えた。これに対し、阿部守一知事は、「広く意見を聞き、対応を決めていきたい」と答弁で明言を避けている。

 

◆児童にわいせつ容疑で講師逮捕 京都/2013/2/21朝日新聞京都版

小学校で担任する低学年のクラスの女子児童の体を触ったとして、府警は20日、京丹後市立小学校講師。和泉匡良容疑者(31)=同市=を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。和泉容疑者は「ひざの上に(児童が)乗ってきたので下りてもらおうとしたら、ズボンの中に手が入って触ったかもしれない」と犯意を否認していると言う。

 捜査1課によると、和泉容疑者は1日午後1時10分ごろ、昼休みの時間に教室内で教材ドリルを採点する際。女子児童をひざの上に乗せ、服の中に手を入れて尻を触った疑いがもたれている。片手でペンを使って採点しながら、もう片方の手で体を触っていたとされる。

 5日に女子児童の保護者が相談し、6日に警察に届け出た。和泉容疑者は昨春からこのクラスの担任を務めており、現在は体調不良を理由に学校を休んでいるという。

 府教委は「小学校講師が逮捕されたことは、府民の公教育への期待と信頼を裏切るもので、誠に遺憾」とするコメントを出した。

 

◆前尾鷲市町に有罪判決 「被告の供述不自然」/名古屋地裁/2013/2/18中日新聞

 経営する学習塾で教え子の女子高生にわいせつな行為をしたとして、愛知県青少年保護育成条例違反(わいせつ行為)の罪に問われた前三重県尾鷲市長。奥田尚佳被告(45)=名古屋市守山区=に対し、名古屋地裁は18日、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)を言い渡した。

 天野登嘉治裁判官は「被害者の供述に矛盾点はなく、信用性は高い。被告は不自然な弁解に終始し、反省の態度も見られない」とした。しかし「罰金前科しかないことを考慮した」と執行猶予理由を述べた。

判決によると奥田被告は2010年7月8日夜、愛知県春日井市の学習塾で、当時15才だった少女が18歳未満と知りながら、服を脱がせ胸を触るなどのわいせつな行為をした。

被告は一貫して無罪を主張。被告か少女、どちらの供述が真実か問われた。検察側は少女に「虚偽の被害を訴える動機」もなく、供述には具体性、一貫性があると主張。弁護側は学習塾はガラス張りで外から丸見えで。「わいせつ行為に及ぶことはあり得ない。少女の供述は虚偽」と訴えた。

 判決は、少女が恩師に被害を相談したメールの内容や、自分に不利なことも素直に話しているとして「信用性は高い」と認めた。

 

こんな取り組みをしている高校があります

~会員さんからの情報提供~

 

『性犯罪から女性を守ろう』~男子高校生対象に防犯教室~

 女性を性犯罪から守ろうと県警は2月23日、被害者の心情などを理解してもらう防犯教室を名古屋市昭和区の南山高校男子部で開いた。1年生200人が参加し、子ども女性安全対策課の警察官が「大切な人が被害に遭った場合を考えてほしい」と語りかけた。

 生徒たちは20人ずつの班になり、対話をしながら学んだ。警察官の問いかけに、最初は「性犯罪は自分とは関係のない出来事」と答えた生徒が多かったが、「姉や妹、交際相手を思い浮かべてほしい」と言われた後は「絶対許せない」との意見が出た。

 同課の渡辺令子警部の講演もあった。渡辺警部は「性犯罪の現場に遭遇した場合は、1人で何とかしようとせず、人を呼んだり110番してほしい」と説明。「被害に遭った女性に普段通りに接し、『あなたは悪くない』と声を掛けてほしい」と呼び掛けた。

 県警によると、男子高校生を対象にした性犯罪の防犯教室は県内初。渡辺警部は講演後の取材に「男性は加害者もなりうる。防犯教室では、被害について考えてもらうことで性犯罪の芽をつみとる狙いもある」と話した。  中日新聞2013年2月23日(土)

ニュースレター38号

 

◆女児わいせつ容疑 児童施設職員逮捕  岐阜県警

入所する女児にわいせつな行為をしたとして、岐阜県警捜査一課と中津川署は4日、強制わいせつの疑いで、同県恵那市長島町、児童養護施設職員三宅永一郎(37)を逮捕した。

 逮捕容疑では9月1日未明、県内にある勤務先の施設で、13歳未満と知りながら女児の下着を脱がせ、わいせつな行為をしたとされる。中津川署によると容疑を認めていると。 三宅容疑者は4年ほど前に同施設に就職。入所する子どもの指導をしていた。9月20日に児童相談所「東濃子ども相談センター」(岐阜県多治見市)から署に相談があり捜査していた。センターによると、入所する子どもや職員に聞き取り調査した結果、他の子どもの被害や別の職員による加害は確認されなかったという。児童養護施設は、親の経済的な理由や虐待などから家庭で暮らすのが難しい子どもが生活している。

  

◆小学校教諭が盗撮疑い教室にペン型カメラ 愛知県警港署/2012/10/20/中日新聞 名古屋市立港西小学校の男性教諭(21)が女子児童の着替えを盗撮しようと、校内にカメラを仕掛けた疑いがあることがわかった。港署は20日、建造物侵入の疑いで、この教諭を逮捕する。                                捜査関係者によると教諭は盗撮目的で学習室にペン型カメラを取り付けた疑いがもたれている。16日朝に児童が発見。学校長が不審な態度を見せた教諭を問い詰めると「僕のです」と、認めた。教諭は映像を記録したメモリーカードを壊し、証拠隠滅を図ったという。校長と教諭が17日出頭した。                          保護者らによると、カメラは数日前から置いてあったという情報もある。学校側は19日夜、保護者向け説明会を開いて謝罪した。                     夕刊では、港署は証拠隠滅の恐れがないため教諭は逮捕せず、任意で事情を聴いている。 過去に校内で盗撮した画像も見つかっており、教諭は調べに対し「女の子の着替えるところが見たかった」と話している。名古屋市教委は、「事実なら教育者として許しがたい行為であり、大変遺憾だ。事実を確認したうえで、厳正に対処する」とのコメントを発表した。

 

◆わいせつ元教諭 罰金40万円命令 名瀬簡裁 /鹿児島県/ 10/20 南日本新聞少女にわいせつな行為をしたとして、名瀬区検は19日までに、県青少年保護育成条例違反の罪で大島郡の小学校の元男性教諭(37)=9月21日付で懲戒免職=を略式起訴し、名瀬簡裁は罰金40万円の略式命令を出した。罰金は納付済み。命令によると元教諭は8月、県内の少女が18歳未満であると知りながらわいせつな行為をした。

 

◆小学校教諭が窃盗未遂容疑で逮捕 洗濯機内を物色/鹿児島県/10/22/読売新聞  指宿署は21日、コインランドリーで女性の洗濯物を盗もうとしたとして、南九州市立小学校教諭、鶴窪繁男(57)を窃盗未遂容疑で逮捕した。同署の発表によると、容疑者は6日午後11時10分頃、指宿市内のコインランドリーで、女性会社員(23)と家族の衣類を盗もうとした疑い。女性が洗濯機内を物色していた容疑者を見つけて声をかけたが、軽乗用車で逃走。女性が覚えていた車のナンバーの一部や防犯カメラから鶴窪容疑者が浮上した。調べに対し、「女性の洗濯物が気になって洗濯機内を見たが、盗むつもりはなかった」と一部否認しているという。

 

◆女児触った疑い 元臨時職員逮捕 学童保育で  /愛知県/ 10/30/中日新聞 学童保育の指導員として勤務中に女児の体を触るなどしたとして、愛知県警知多署は29日、県迷惑防止条例違反(身体に触れる行為)の疑いで、同県知多市、市の元臨時職員下中芳男容疑者(62)を逮捕した。逮捕容疑は、9月中旬の午後5時半ごろ、市内の小学校で、「放課後児童クラブ」を利用していた1年生の女児(7)をグラウンドの人目につかない場所へ連れて行き、頬にキスしたり体を触ったりしたとされる。署によると「(この女児に同じようなことを)数回した」と認めている。女児が親に話して被害がわかった。市教委によると下中容疑者は民間企業を退職後、昨年1月に市臨時職員として採用。留守家庭の子どもを預かるクラブの補助指導員になった。小学校で平日の放課後から午後7時まで、他の指導員4人と、子ども20人ほどの面倒をみていた。容疑発覚後、9月18日付で退職した。市教委青少年指導課は「二度と起こらないよう、指導員への教育を徹底する」と話した。

 

◆被害少女「男性恐怖症になった」=柔道内柴被告公判東京地裁/11/2/時事通信 酒に酔って寝ていた部員の10代少女を暴行したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリスト元九州監護福祉大学(熊本県)女子柔道部コーチの内柴正人被告(34)の第2回公判が2日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)であり、「事件を思い出すのもつらく、男性恐怖症になった」とする少女の尋問調書が読み上げられた。少女への証人尋問は、10月2日熊本地裁で非公開で実施。この日は尋問調書の概要が法廷で読み上げられた。少女は、昨年9月、東京都のホテル室内で内柴被告から暴行された際、叫んだりして抵抗したが、同被告は暴行をやめなかったと訴えた。暴行後も「自分の身を守るためにいわない方がいい」などと口止めされたとした。

 

◆警察学校でセクハラ 教官ら3人処分  /愛知県警/ 10/26 中日新聞

愛知県警の警察学校(春日井市)で複数の女性警官が教官からセクハラを受けていたことがわかり、県警は26日、教官の警部(47)と元教官の警部補(45)を停職6カ月、教官の警部補(38)を減給3カ月(百分の十)の懲戒処分とした。減給の警部補は巡査に降格された。抵触の2人は依願退職した。これで今年に入り、愛知県警で処分を受けた警官は16人。松岡亮介警務部長は「警察官を教養指導し、模範となる学校教官がこのような事案を引き起こしたのは遺憾」とのコメントを出した。   県警によると、警部は2010年9月~11年9月、授業中に不適切な言動をしたり、生徒たちとの私的な親睦旅行で生徒の肩を抱いたりした。38歳の警部補は、11年6月~9月、旅行で生徒の布団に入るなどし、45歳の警部補は、11年3月、旅行中の深夜、生徒の部屋に侵入し体に触れるなどした。

ニュースレター37号

◆大阪府立大の熊安喜美江准教授(スポーツとジェンダー研究)らが、全国水準の女性選手と男性指導者に実施した調査で、こんな傾向が浮かび上がった。熊安准教授は「指導者との上下関係のなかで、選手はセクハラを受け入れるか協議をやめるか、選ばざるを得ない場合が多い」と警鐘を鳴らしている。

 ◇指導者との上下関係が影響・・・熊安准教授らは07~08年、国体の結団式に参加した選手団などに調査票を配布。スポーツの場でのセクハラに関する意識や経験の有無などを尋ねた。女性選手144人(10~40歳代)と男性指導者577人(20~70歳代)からの回答を分析し、「日本スポーツ社会学会」で発表した。 それによると、女性選手の半数を超す52%が男性指導者から「容姿に関する発言」をされたことがあると回答。96%の選手が「不適切な行為」という認識を示す一方で、「受け入れられる」との回答が28%。また、「卑わいな発言」は46%の選手が経験。94%が「不適切」としたのに、24%が「受け入れられる」と回答した。 いずれも大半の選手が不適切な行為だと思っている一方で4分の1の選手が受容できると答えており、「不本意だが我慢する」という選手たちの思いがうかがえる。 調査では、男性指導者と女性選手の認識の落差も明らかになった。選手に対する「マッサージ」を指導者の78%が不適切としたのに対し、選手は44%にとどまった。「お酌」を不適切だとしたのは、指導者94%、選手46%と大きな差が出た。指導者にセクハラへの配慮がある程度浸透する一方、むしろ選手側に認識不足が目立っている。 暴力行為やセクハラ行為防止を盛り込んだ日本体育協会の「倫理に関するガイドライン」は、指導者の約4割、選手の約9割が知らなかった。 熊安准教授は「『不適切』と考えながら、その行為をしている指導者も多い。構造的、日常的にセクハラが生まれやすいスポーツ界は、選手を守るために環境を整備する必要がある」と話している。【亀田早苗】

◆セクハラ:成田の小学校長が行為 県教委が減給処分 千葉 /2012/4/26/毎日新聞

 県教育委員会は25日、女性教諭に手やわき腹を触るなどのセクハラ行為をしたとして、成田市内の市立小学校の男性校長(59)を1か月間の減給10分の1の懲戒処分にした。

 県教委によると、校長は昨年春ごろ、同じ学校の20代後半の女性教諭の手のひらに菓子をのせ、女性教諭の手を自分の両手で包み込むようにして職員室から校長室まで連れて行ったり、女性のわき腹を手で触るなどした。その後も似たような行為は続いたといい、校長に不快感を感じていた女性教諭は、今年2月に父親に相談。父親が成田市教育委員会に被害を訴えた。

 県教委の調査では、同校の他の女性教諭らも日常的に校長から体に触られることがあったという。生徒へのセクハラ行為はなかったとみられる。校長は「セクハラ行為という認識はなかった」と話しているという。【斎川瞳】

 

◆弘工高臨時講師を送検 青森/2012/5/15

 弘前署は9日、県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕した黒石市松原、弘前工業高校臨時講師荒城豪容疑者(32)を青森地検弘前支部に送検した。逮捕容疑は2月27日午後7時16分から同59分ごろまでの間、弘前市内のホテルで18歳未満だと知りながら、県内在住の女子高生(17)にみだらな行為をした疑い。荒城容疑者は午後1時40分頃、頭から上着をかぶり、署員に付き添われうつむいたまま移送車に乗り込んだ。

 ※この事件を受けて青森県教育員会は9日、県立学校長と市町村教育長に文書で指導、再発防止を呼び掛けるとともに、定例会に報告した。

 定例会では教委側が事件概要を説明。「本人は現在警察で取り調べ中。現段階で状況把握はできていないが、可能な限り事件の事実関係を把握し厳正に対処したい」とした。また、県教委の橋本都教育長が「極めて遺憾。厳正に対処する」とし、同日、県内教育機関に文書で指導徹底を呼び掛けたことを報告した。

 

◆女児の口ふさぐ小学校教諭を逮捕~強制わいせつ容疑~大阪/2012/5/18/朝日新聞

 小学生の女児にわいせつな行為をしようとしたとして、大阪府警は26日、大阪府泉佐野市立末広小学校教諭の蓮沼有機容疑者(25)を強制わいせつ未遂の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、容疑者は女児の口をふさいだことは認めているという。泉佐野署によると、容疑者は5月24日の夕方、大阪府泉南郡内の公園で、女児の口をふさいでわいせつな行為をしようとした疑いがある。

 

◆  女子高生に「Tシャツ脱げ、これがセクハラか」と胸を触った 秋田/2012/6/14

 秋田県北部の県立高校の運動部の女子部員に監督の立場を利用してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた元教諭袴田智毅被告(39)の初公判が13日、秋田地裁(福士利博裁判長)であった。袴田被告は罪状認否で「この子が部屋に来た記憶はない」と起訴事実をほぼ前面的に否認し、無罪を主張した。

 起訴状によると、袴田被告は昨年8月~今年2月、女子部員4人に対して計7回に渡り、自分に逆らえない状態を利用し、由利本荘市のビジネスホテルなどで「Tシャツを脱げ。これセクハラか」などと言って胸を触るなどしたとされる。被告は準強制わいせつ罪で3回起訴された。

 検察側は冒頭陳述で、袴田被告は部活動で指示通りにできない部員を無視するなどし、部員の間では被告の指示は絶対だったと説明。袴田被告が強い支配力を背景に反抗に及び、被害に遭った女子部員に「俺らだけの秘密な」と口止めしていたと指摘した。

一方、袴田被告は罪状認否で、起訴事実の一部について、「布団でふざけ合ってる時に(胸に)触ってしまった」としたが、「逆らえない状態に乗じた意識はない」と主張。弁護側も、この部分について「胸に触ったが故意ではない」とし、無罪を主張した。

この事件をめぐっては、同部の元コーチの男(38)が、18歳未満としりながら女子部員にみだらな行為をしたとして児童福祉法違反に問われ、5月に秋田地裁で有罪判決を受けた。

◆性犯罪被害、7割相談せず=「恥ずかしい」「思い出したくない」―白書6/12時事通信政府は12日、2011年度版「犯罪被害者白書」を閣議決定した。性犯罪被害を受けた女性の約7割が「誰にも相談していない」との調査結果を掲載。産婦人科医やカウンセラー、被害者団体などの支援を受けず、心の傷を一人で抱え込む例が多い実態を明らかにした。 調査は昨年11月から12月、全国の男女5000人に実施。有効回答率は65.9%(女性1751人、男性1542人)だった。 女性の7.7%(134人)が「無理やり性交された経験がある」と回答。このうち、67.9%(91人)は誰にも相談していなかった。 理由(複数回答)は、「恥ずかしくて誰にもいえなかった」が46.2%で最多。次いで「思い出したくなかった」(22.0%)、「自分が我慢すればこのままやっていける」(20.9%)と続き、性犯罪被害を相談しにくい環境が浮き彫りになった。 一方で、相談したと答えた38人のうち、30人が「(打ち明けて)良かった」と回答。相談先(複数回答)は「友人・知人」(18.7%)、「家族・親戚」(9.7%)など身近な相手が目立ち、警察や公的機関、民間団体や医療関係者への相談はいずれも4%以下にとどまった。 白書は「多くの被害が潜在化している」と指摘。治療やカウンセリングを1カ所で受けられるワンストップセンターなど、支援施設の整備や人材育成を進め、相談しやすい環境の構築が課題だとしている。 

◆わいせつ画像提供した容疑大阪市教委嘱託職員逮捕 /大阪 2012/6/25 朝日新聞

男児を写したわいせつ画像を知人に渡したとして、兵庫県警は24日、大阪市住之江区南港中5丁目、大阪市教育委員会非常勤嘱託職員の奥野大介容疑者(25)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕し、発表した。「2年ほど前に知り合った小6の男の子の写真を撮った」と容疑を認めているという。

少年育成課によると、奥野容疑者は3月23日、インターネット上で知り合った神戸市須磨区の男性に、自宅のパソコンから男児の裸の画像を2枚送った疑いがある。奥野容疑者は大阪市立南港南中学校で、学校と地域をつなぐ活動をする「学校元気アップ支援員」として働いているという。

 

◆女子生徒にわいせつ行為 教諭に有罪判決 /静岡 2012/7/20 産経新聞

 教え子の女子生徒の胸を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた静岡市清水区西久保、同市立中学校教諭、斎藤政男被告(55)の判決公判が19日、静岡地裁で開かれ、高橋孝治裁判官は、「身勝手な動機に同情の余地はないが、事実を認め謝罪している」として、懲役2年。執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 起訴状などによると、斎藤被告は4月13、14日、勤務先の中学校で、女子生徒の体を触ったとされる。

 同日、静岡市の高木雅宏教育長は「生徒を指導し保護する立場にある教員が行った行為で、社会的責任は極めて大きい。厳正に対処する」などとコメントした。

◆教え子にわいせつ 非公開 2012/4/20日本経済新聞(夕刊)

 愛知県教育委員会が過去5年間で懲戒免職処分にした教員や事務職員25人のうち、教え子らにわいせつ行為をした11人を公表していなかったことが20日、分かった。県教委は「公表すれば被害者が特定される恐れがあった」と説明している。

 県教委は2005年、懲戒処分の公表基準を定め、免職処分や警察が逮捕した事案は原則として所属や名前を公表するように規定。しかし被害者が公表を望まなかったり、被害者が特定されたりす場合、例外として非公表にできる。11人はいずれも例外規定を適用したという。

 2011年度は9人が懲戒免職となり、5人は窃盗や酒気帯び運転のほか、わいせつ行為の県条例違反で書類送検され、県警が明らかにしたケースだったため県教委は懲戒免職を公表。残る4人の免職は、教え子らが被害に遭ったとして公表しなかった。

ニュースレター36号

■ 名門私立帯広北高校チア部 ハレンチ監督のセクハラ行為がガマンできず2年生部員全10名退部!

 北海道の名門である私立帯広北高校のチアリーディング部で、男性監督からセクハラを受けたことを理由に2年生部員全10名が退部していたことがわかった。各紙が報じている。       2012年1月19日 読売新聞

報道によると、同部の監督は30代後半。同校の教頭でもあり、部員の尻を触ったり、「愛してる」「結婚しよう」などと声をかけるなどしたとのこと。同校のチアリーディング部は2005年に創部。北海道チアリーディング選手権で優勝するなど活躍していた。道庁学事課によると、同校の保護者から昨年12月27日に道に電話があり、同校の教頭で男性監督が特定の部員を呼び出し「結婚しよう」などと発言したり、ネックレスなどを贈るなどの不適切な行為を続けているとの苦情があったとしている。また、監督はファミリーレストランで部員の手を握るなど、体を触る行為もあったという。同課が2度にわたって学校関係者に電話で事情を聞いたところ「それに近いことがあったのは事実」とした一方「いずれも生徒を励ますなどのコミュニケーションの一環で、受け止め方の違い」とも説明したという。はじけるスマイルと高難度の技を武器に、全国を舞台に活躍してきたチアリーダーたち。退部という苦渋の決断に至った背景には、信頼していたはずの30代後半の男性監督によるセクハラ行為があったもようだ。北海道庁学事課によると、帯広北高チアリーディング部員の保護者から昨年12月27日、同部監督に対する苦情の電話が同課に寄せられた。内容は、同校教頭でもある監督が、特定の部員の尻を触ったり、ネックレスを贈るなどしたほか「愛してる」といった“告白”や「結婚しよう」と“プロポーズ”までしている、という趣旨だった。また、監督が練習後に部員を誘ってファミリーレストランに行き、店内で手を握るなどしていた行為についても訴えていた。 最も執拗(しつよう)なセクハラ行為の対象となった女子を含む2年生は、今月5日に10人全員が退部届を提出した。3年生は引退しており、現在は1年生7人のみが在籍。ただ、チアリーディング競技は8人以上の構成でないと成立しないため、今月末に行われる全日本高等学校選手権への参加は辞退した。 男性監督は創部当初から指導を担当。難易度の高い技に積極的に取り組むなどして、学校外からも高い評価を得ていた。同校は「担当者は出張中」「対応できる人間がたった今、会議に入ってしまい、今日は戻らない」などとし、対応しなかった。 男性監督が理事を務める北海道チアリーディング連盟の山口清理事長は「まずは事実確認をしなくてはなりませんが、熱心に頑張っておられた先生なので驚いています」と困惑気味。さらに「チアリーディングでは、指導者が(演技者の)体に触れることは普通にあることですが、競技以外の時間であれば全く別の話です」と話していた。その後

□帯広北チア問題、道が説明要求「教育的影響大」/北海道 2月3日(金)読売新聞 

北海道帯広市の帯広北高校チアリーディング部の男性監督が女子部員に不適切な言動をしたとされる問題で、学校を運営する学校法人帯広渡辺学園の松浦護理事長は2日、読売新聞の取材に対し、「近いうちに記者会見を開いて説明することが必要と考えている」と話した。 私立学校を所管する道学事課も事実関係の説明などを求める文書を学校側に送付した。文書は1月30日付で、今月6日までの回答を求めている。 同課に対し、学校側はこれまで、「指導の範囲内で問題はないと考えている」などと回答したが、男性監督の言動を理由に、チア部の2年生部員10人全員が退部し、保護者の一部に不信感が広がっていることから、同課は「教育的、社会的な影響が大きく、事実経過の正確な把握が必要」と判断し、文書で報告を求めた。

 

□帯広北高教頭を停職 逮捕教諭は懲戒免職/北海道 2012年2月21日 北海道新聞

帯広北高校を運営する学校法人帯広渡辺学園は21日、道青少年健全育成条例違反(淫行の疑いで帯広署に14日に逮捕された同校男性教諭を懲戒免職とし、「女子部員への不適切な行為」が問題となり10人の退部者が出たチアリーディング部元監督の男性教頭を、3月末までの停職とする処分を決めた。また、教頭は4月1日以降、教頭の職から外す事実上の降格とする。21日の臨時理事会で決めた。平秀明校長からは辞表が提出されたが、理事会はこれを預かりとし、厳重注意処分にした。 松浦護理事長は理事会の後に、教諭の処分について「本人が容疑を認め、弁明の余地がない」と話し、教頭については「指導の不手際により、学校の名誉と信頼を損ねた」と説明した。

帯広北高チアリーディング部 2005年4月創部。10年に北海道チアリーディング選手権で優勝。同年から日本選手権に2年連続出場。昨年7月26日には、帯広の森野球場で開催されたプロ野球パ・リーグ公式戦「日本ハム対オリックス」で演技を披露した。愛称は「ブルークローバーズ」

 

 

◆鹿屋の教え子セクハラ訴訟:元生徒側、控訴の方針 /鹿児島 2月26日(日) 毎日新聞

 鹿屋市内の中学に通っていた元女子生徒(19)が当時の校長にわいせつ行為を受けたとして、市と元校長に損害賠償を求めた訴訟で、元生徒側は25日までに控訴する方針を固めた。今月15日の鹿児島地裁判決は、市に約67万円の支払いを命じる一方、元校長個人への請求を棄却していた。 判決によると、元校長は07年6月、当時中3だった元生徒をドライブに連れ出し、車内で体を触るなどの行為をした。元校長側は「相談を受けていただけ」などと否認したが、判決ではわいせつ行為を認定。計約1700万円の請求に対し、市に約67万円の支払いを命じた。元校長については「公務員の行為は公共団体が賠償の責任を負う」とする最高裁判例を引き、個人への請求を棄却した。 元生徒側の弁護士は「重大な過失や故意がある場合、公務員個人に責任を負わせる判例が多くあり、今回は責任を負わせるべき事例。また女性の人生の一部を奪った責任として、今回の賠償額は少ない」と話している。

 

◆高校教諭を逮捕 女子生徒に淫行容疑/北海道 2012年2月14日 共同通信

北海道帯広署は14日、勤務する帯広市内の私立高校の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、道青少年健全育成条例違反の疑いで、中札内村、高校教諭川原紀彦容疑者(42)を逮捕した。逮捕容疑は、13日夜、帯広市内の河川敷に駐車した車内で1年生の女子生徒(15)       にいかがわしい行為をした疑い。帯広署員が付近を巡回中に不審な車を発見。制服を着た女子生徒を確認し、職務質問した。

 

◆逮捕の中学教師「抱きついたが触っていない」/新潟県 2012年2月24日 読売新聞 新潟東署は23日、私立中学英語教師山田恭平容疑者(25)を強制わいせつ容疑で逮捕した。発表によると、山田容疑者は22日午後7時40分頃、新潟市中央区新和の路上で、歩いて帰宅途中だった10歳代の女性に後ろから抱きつくなどのわいせつな行為をした疑い。 通報を受け、同署員が職務質問したが、山田容疑者は犯行を否定。目撃情報などから山田容疑者の犯行の疑いが強まったため、23日に再び事情を聞いたところ、犯行を認めたという。調べに対し、山田容疑者は「抱きついたが、特定の部位は触っていない」と話しているという。市内では歩行中の女性が後ろから抱きつかれる被害が多数あるといい、同署で余罪を調べている。 学校によると、22日は通常通り出勤し、午後6時頃に学校を出たという。副校長は「大変真面目な先生だっただけに信じられない。生徒へのカウンセリングを含め、校長と相談して対応したい」としている。

 

◆男性教諭が女子児童のスカート中を盗撮 佐賀市教委/佐賀県2012年2月13日佐賀新聞 佐賀市教委は23日、市立小学校の男性教諭(39)が22日に教室で女子児童のスカート内を盗撮したと発表した。佐賀署は県迷惑防止条例違反の疑いもあるとみて、教諭から事情を聴く方針。 市教委によると、教諭は22日午後1時45分ごろ、学年交流の活動中、教室でトランプをしていた女児のスカート内を携帯電話のカメラで撮影。写真が5枚残っていた。教諭は女児の担任ではなく、「衝動的にやってしまった。とんでもないことをした」と認めているという。女児は23日、学校を欠席した。 盗撮行為を目撃した児童から伝え聞いた女児が22日午後2時ごろ、養護教諭に相談。学校から市教委には同日中に報告されたが、佐賀署に届け出たのは23日だった。また、記者会見で市教委は当初、「セクハラ(性的嫌がらせ)事案」と発表。記者から「条例違反に当たる」と指摘され、「犯罪に相当する事案」と訂正した。 市教委は「決して事態を軽く見たわけではない。(当日に届け出なかったのも)関係者対応で忙しかったため」と釈明した。報告を受けた県教委は「経緯や内容を把握した上で、厳正に対処する」と話した。

ニュースレター35号

 

◆セクハラで教諭免職 /兵庫県 11月22日 神戸新聞

 兵庫県教育委員会は12日、女子生徒の胸を繰り返し触ったり男子生徒に資格試験の解答を教えたりしたとして、神戸市内の県立特別支援学校の男性教諭(53)を同日付で懲戒免職処分としたと発表した。本年度県内で懲戒免職になった教員は2人目。

 県教委によると同教諭は2010年6月から2011年2月にかけ、授業中同校高等部3年だった女子生徒の胸を「重ね着しすぎだな」などと言って複数回触った他、実技指導中に自分の下腹部を女子生徒の背中に押し付けるなどしたという。また、この生徒が在学中の3年間に、生徒の母親にも「一泊旅行に行こう」などいったメールや電話を約30回も繰り返していた。

 女子生徒が今年2月、担任に相談して発覚。生徒側は刑事告訴などはしないとしているが、母親は「今後このようなことがないようにしてほしい」と話したという。

 この他この教諭は、2007年3月・9月と2008年3月男子生徒が受験した資格試験で介護者として立会い、数回生徒に回答を教えたという。生徒は3回とも不合格だった。

一連の行為について同教諭は「指導が行き過ぎた。生徒らに苦痛を与えたことはお詫びする」などと謝罪。大西孝教育長は「大変遺憾で被害者に申し訳ない。再発防止のため、特別支援学校の指導体制の見直しなどに万全を期したい」とコメントした。

 教諭の氏名や学校名などについて、県教委は「生徒が特定されるお恐れがある」として、いずれも明らかにしていない。

 

◆柔道部元監督再逮捕 女子部員にわいせつ容疑 /愛知県 7月21日 中日新聞

 教え子の女子柔道部員の体を触ったとして、愛知県警津島署は20日準強制わいせつの疑いで、私立弥冨高校の元教諭東内伸浩容疑者(42)=強制わいせつ罪で起訴=を再逮捕した。逮捕容疑は昨年11月27日夕と28日深夜柔道部監督の立場に乗じ、更衣室などで当時高校1年だった女子生徒の体を触ったとされる。津島署によると東内容疑者は「マッサージをしていただけ」と否認している。東内容疑者は校内で問題となり、2月24日付で依願退職。三重県亀山市内のホテルで、別の女子部員(17)の体を触ったという。

東内容疑者は2002年に教諭として採用され、柔道部監督に就任。全国高校総体で優勝する選手らを育てたほか、国体の県選手団少年女子の監督を務めた。わいせつ行為が校内で問題となり、当時の校長も4月下旬解任されており、瀬美井純司校長代理は「教育姿勢を見つめ直し、再発防止に努めたい」と話した。

ニュースレター34号

◆小学校前校長セクハラで免職 ~部下の教職員に~ /大阪4月15日 朝日新聞

 大阪市教委は15日同市生野区の市立小学校の前校長の男性(52)=4月に市教育センター主席指導主事に異動=が、部下の女性教職員2人にわいせつ行為をしたり、セクシュアル・ハラスメントをしたりしたとして、懲戒免職にしたと発表した

 市教委によると、前校長は昨年4月と6月、数人で飲みに行った後に20代の女性教職員と2人になり、タクシー車内で体を触るなどし、飲食店でわいせつな言動をした。別の20代の女性教職員にも昨年4月、タクシー車内でわいせつな行為などをした。女性が同僚を通じて今年2月に市教委に申し出て発覚。前校長は「酒に酔って覚えていない」と話しているという。

 

◆柔道部元監督逮捕 女子部員にわいせつ容疑 /愛知県 5月27日 中日新聞

 監督を務める柔道部の女子部員に触ったとして愛知県警津島署は強制わいせつの疑いで、私立弥冨高校の元柔道部監督東内伸浩容疑者(42)=奈良県天理市福住町=26日送検した。逮捕容疑では2月21日午前、三重県亀山市内のホテルで、部員の女子生徒(17)の体を触ったとされる。同署の調べに対して「ふざけてしただけだ」と犯意を否認している。津島所などによると、東内容疑者は前日の20日夜、寮を抜け出した別の女子部員を迎えに行くため、この部員と仲のよかった女子生徒を連れて車で出かけた。部員を奈良県の実家に送り届けたあと、戻る途中の翌21日未明、「疲れた」などと言って、女子生徒を亀山市内のホテルに連れ込んだという。東内容疑者は2002年に教諭として採用され、柔道部監督に就任。全国高校総体で優勝する選手らを育てたほか、国体の県選手団少年女子の監督を務めた。わいせつ行為が校内で問題となり、2月24日付けで依願退職した。当時の校長も4月下旬解任されており、瀬美井純司校長代理は「教育姿勢を見つめ直し、再発防止に努めたい」と話した。

             

 

◆裁判員制度施行間もなく2年 死刑5件、性犯罪など厳罰化傾向も/5月21日

 裁判員制度施行から2年を迎える21日を前に、最高検と最高裁は20日、裁判員裁判の実施状況を公表した。最高検によると、対象事件で起訴されたのは4月末までに3139人で、2126人に判決が言い渡された。判決の内訳は、死刑が横浜、仙台、宮崎地裁などで5人、無罪(一部無罪含む)が8人。無期懲役は43人、有期懲役は2072人で執行猶予が付いたのは343人だった。このうち57%の197人に保護観察も付けられた。また、3月末までに223人の公判で遺族らが法廷で意見を述べる被害者参加制度が利用された。

 検察側による控訴は制度1年目ではゼロだったが、死刑求刑に対して無罪判決が言い渡された鹿児島地裁の高齢夫婦殺害事件などで6件に上った。

一方、最高裁の集計では、3月末までに11889人が裁判員、4241人が補充裁判員を務めた。また、最高裁は平成20年4月から今年3月末までの裁判官だけの裁判(裁判官裁判)と、制度開始から同月末までの裁判員裁判の判決を比較。強姦(ごうかん)致傷罪などの性犯罪や、傷害致死罪の判決の量刑が、裁判員裁判の方が裁判官裁判よりも重く、厳罰化傾向がうかがえたという。量刑の分布をみると、強姦致傷罪では裁判官が懲役3年超~5年、裁判員は5年超~7年が最多。強制わいせつ致傷罪の実刑でも裁判官が3年以下、裁判員は3年超~5年が最も多かった。一方、傷害致死罪では裁判官は3年超~5年が4割を占めたが、裁判員では17%にとどまり、最多は5年超~7年だった。

 

◆   教師わいせつ容疑 /東京 6月29日 朝日新聞

インターネット上で知り合った15才の女子高生をメールで脅迫して呼び出し、わいせつな行為をしたとして、警視庁は、東京都小平市立上水中学校理科教諭の栗本裕司容疑者を児童福祉法違反の疑いで逮捕し28日発表した。

栗本容疑者の自宅からは、同容疑者と少女のわいせつ行為を撮影したDVDなど約150枚が押収され、少女75人分の年齢や中学・高校の学校名が書いてあったという。同庁は、栗本容疑者が同様の犯行を繰り返していたとみている。

   同庁によると、調べに対し、栗本容疑者は「10年ほど前から児童買春を始め、4,5年前からは言うことを聞く14~15歳の少女をねらって脅迫するようになった」と供述しているという。

少年育成課の説明では、栗本容疑者の逮捕容疑は、5月6日午後7時頃、同新宿区歌舞伎町のホテルで、都内に住む高校1年の女子生徒に睡眠導入剤を飲ませ、わいせつな行為をしたというもの。その際、わいせつ行為をビデオ撮影していたという。

栗本容疑者は前日の5日、女子生徒のインターネットの自己紹介サイトに「自分は32歳」「8万円で会えませんか」などとメールを送信。女子生徒に会うのを断られると「裸の写真を送れ」などと何度も命じ、上半身裸の写真をメールで送らせた。その上、「やっぱり会わないと写真をばらまく」と脅すなど、一晩で計約100通のメールを送りつけ、女子生徒をホテルに呼び出したという。

呼び出した当日、栗本容疑者は5時間目の授業後、休暇をとっていたという。

 

◆教諭、小6略取容疑 ナイフで脅し、車に/東京 朝日新聞

 わいせつ目的で小学校6年生の女児(11)を車で連れ去ったなどとして、警視庁は4日、川崎市立下布田小学校教諭、富山浩平容疑者(33)をわいせつ目的略取の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「女の子の裸の写真を撮りたかった」と容疑を認めているという。

 南大沢署によると、富山容疑者は4日午後0時55分ごろ、八王子市内の路上で、歩いていた女児に果物ナイフ(刃渡り約10㎝)突き付け、「騒ぐな」などと脅迫。近くに止めた軽ワゴン車で女児を連れ去った疑いがある。連れ去りを目撃した男性が110番通報。同署のパトカーが現場から約400m離れた場所で富山容疑者の車を発見し、停止を求めたがそのまま逃走した。富山容疑者の車はその後、現場から焼く1キロ離れた路地で、対向車と追跡してきたパトカーに進路をふさがれる形で確保されたという。保護した際、女児は両手を粘着テープで縛られた状態で後部座席にいた。けがはなかった。富山容疑者は女児と面識はなかったという。

 川崎市教委によると、富山容疑者は2009年4月に採用され、現在は小学2年の学級担任をしていた。市教委は「校長からは日常の教育活動に問題はなかったと聞いている。事実であれば大変申し訳ない。今後、事実関係を確認した上で適切に対応したい」としている。

              

◆いじめ全国7.5万件 昨年度 文部科学省、調査を徹底

2010年度に全国の学校が把握したいじめの件数は7万5295件と、前年度より2517件増えた。文部科学省が4日に発表した児童生徒の問題行動調査の結果で明らかになった。いじめそのものが増えたのではなく、実態把握が進んだ結果だと文科省はみている。

 文科省が全国の教育委員会から報告を受けて集計した。対象は全国の国公私立の小中高・特別支援学校。今回の調査は東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県が除かれており、実際の件数はさらに多かったと考えられる。

 この調査では従来、年度や都道府県によって件数のばらつきが大きかった。文科省は「実態把握が不十分」とみて、昨年9月、すべての学校でいじめに関するアンケートを実施させるよう、都道府県教委に指示。翌月に群馬県桐生市で小6女児が自殺したのを受け、再度徹底した。その結果、アンケートの実施率は小中高とも前年度より17~29ポイント上昇し、小中では9割を超えた。

ニュースレター33号

◆小学校前校長セクハラで免職 ~部下の教職員に~ 大阪/2011.4.15.朝日新聞 

 市教委によると、前校長は昨年4月と6月、数人で飲みに行った後に20代の女性教職員と2人になり、タクシー車内で体を触るなどし、飲食店でわいせつな言動をした。別の20代の女性教職員にも昨年4月、タクシー車内でわいせつな行為などをした。女性が同僚を通じて今年2月に市教委に申し出て発覚。前校長は「酒に酔って覚えていない」と話しているという。

 

◆小3女児の体触る 容疑で元講師逮捕 京都/2011.4.13. 読売新聞

 亀岡市の小学校で今年1月、3年生の女児が担任の講師に体を触られた訴え、この講師が自宅謹慎となっていた問題で、府警は12日、同市大井町土田、元小学校講師・斎藤智由容疑者(31)を強制わいせつ容疑で逮捕した。斎藤容疑者は「わいせつな行為をしたことはない」と容疑を否認しているという。発表では、斎藤容疑者は講師として勤務していた1月21日昼頃、同校内で、担任だったクラスの女児の体を触るなどわいせつ行為をした疑い。

 市教委によると、斎藤容疑者は昨年4月に採用され、今年3月末で契約が終了。市教委は「現時点では処分などの対応はできない」としている。

 

≪キャンパス・セクハラ≫

◆セクハラで教授解雇 3女子学生に不適切好意 岐阜県/2011.4.1.中日新聞

 私立岐阜保健短大(岐阜市)リハビリテーション学科長の男性教授(44)が3人の女子学生に不適切な行為をしたとして懲戒解雇されたことが分かった。関係者によると、教授は昨年夏ごろ、1人の女子学生と性的な関係を持ったほか、別の女子学生にマッサージをして下腹部などを触ったとされる。また、恋人との関係に悩んでいた他の女子学生に「顔に死相が見える。別れた方がいい」と発言したという。今年に入って学生から報告を受けた短大が2月21日にハラスメント委員会を設置。教授から事情を聴き、同25日に懲戒解雇を決めた。学長らは3月8日、被害者の女子学生に謝罪した。

 男性教授は本紙に「(学生との性的関係は)酒に酔っていて覚えていない。他の2学生との問題も誤解。学内で私に反発する勢力が強引に処分を決めた」と説明。短大事務局は「懲戒処分は事実だが、学生への配慮で詳細は言えない」と説明している。

 

≪一般・・・男児の被害≫

◆ユニフォーム姿で…男児の下半身触る、男逮捕 神奈川/4.21.日本テレビ

 川崎市で今年2月、サッカーのユニフォームを着て小学生の男児の気を引き、下半身を触るなどしたとして、警察は、会社員・松井真司容疑者(33)を強制わいせつの疑いで逮捕した。

警察によると、松井容疑者は今年2月、川崎市内の公園で、小学生の男児3人の下半身を相次いで触るなどした疑いがもたれている。警察の調べに対し容疑を認めている。松井容疑者は犯行時、サッカーのユニフォームを着て男児らの気を引いていたという。現場周辺ではサッカーのユニフォームを着た男による同じような犯行が相次いでいて警察は関連についても調べている。

ニュースレター32号

◆自作「セクハラサイコロ」で児童に罰/埼玉2010/10/27 

埼玉県入間市立扇小学校で6年を担任する男性教諭(59)が「セクハラサイコロ」なるサイコロを自作し、授業中騒いだ児童に対してサイコロを振らせ、出た目にあわせて罰を科していたことがわかった。サイコロには「キス」「ハグ」「鼻くそ」「顔面ケツタッチ」「恋人指切り」などと書かれていた。このほか黒板用の支持棒で児童の頭を殴ったこともあった。

 

 

◆淫行教師:行政に賠償命令、加害者個人への請求認めず/北海道2010/10/27 北海道新聞

北海道釧路管内の町立中学校教諭(当時)が教え子の女子生徒に校内で性行為を強要したなどとして、被害生徒と両親が加害者個人と北海道・町に約1億2900万円の損害賠償を求めた訴訟で、釧路地裁は10月26日、北海道と町に440万円の支払いを命じる判決を下しました。判決ではわいせつ行為の大部分は授業時間中などにおこなわれていたことを指摘しました。国家賠償法により北海道と町の責任を認めましたが、国家賠償法の規定により加害者個人の責任については行政に肩代わりさせる形で退けられています。なお加害者については懲戒免職処分を受け、刑事裁判では実刑判決も確定しているということです。(参考)

 

 

◆淫行教師:行政に賠償命令、加害者個人への請求認めず/北海道2010/10/27 北海道新聞

北海道釧路管内の町立中学校教諭(当時)が教え子の女子生徒に校内で性行為を強要したなどとして、被害生徒と両親が加害者個人と北海道・町に約1億2900万円の損害賠償を求めた訴訟で、釧路地裁は10月26日、北海道と町に440万円の支払いを命じる判決を下しました。判決ではわいせつ行為の大部分は授業時間中などにおこなわれていたことを指摘しました。国家賠償法により北海道と町の責任を認めましたが、国家賠償法の規定により加害者個人の責任については行政に肩代わりさせる形で退けられています。なお加害者については懲戒免職処分を受け、刑事裁判では実刑判決も確定しているということです。(参考)

 

◆生徒への暴力で退職の教師、再就職先の私立高校でも暴力/大阪2010/10/25 読売新聞 読売新聞によると、大阪府内の私立高校で女子バレー部の監督を務める男性教諭(55)が部活指導中に暴力を加えて処分されていた。 具体的な学校名や当該教諭の氏名は記事では触れられていません。 当該教諭は2010年9月、大阪府外での合宿で地元高校と練習試合をおこなった際、プレーの内容が悪いとして頭を殴るなどした。教諭は3年前、京都市教委認定スーパーティーチャーとして指導していた前任校で4度の体罰を繰り返して依願退職した後、私立高校に採用されていた。当時京都市立洛陽工業高校でこの教諭が起こした暴力事件は、新聞記事でも大きく報じられていた。◎元スーパーティーチャー、また体罰…合宿で殴る(読売新聞 2010/10/25)

 

◆小学校のいすに盗撮カメラ、埼玉 器物損壊容疑で教諭逮捕/埼玉2010/10/31 共同通信 勤務先の小学校に盗撮目的で小型ビデオカメラを仕掛けたとして、埼玉県警川越署は10月30日、川越市立霞ケ関南小学校教諭・滝嶋智和(31)=同市下広谷=を建造物侵入と器物損壊の容疑で逮捕しました。容疑を認めている。 同教諭は校内の児童会室に侵入し、室内のいすに穴を空けて小型ビデオカメラを仕掛けた。現場の児童会室は、毎週水曜日朝に実施される全校マラソンの際に、女子児童の更衣室としても使用されていた。 カメラは10月27日朝に発見された。同教諭がカメラを仕掛けている映像が映っていた。同教諭は「着替え姿を見たかった」などと供述している。

 

◆うさぎ跳びやる意味あるの?に柔道部顧問生徒骨折させる/北海道2010/10/31スポニチ 北海道音更(おとふけ)町の町立中学校で柔道部顧問を務める男性教諭(40)が、部活動の指導中に男子生徒を蹴りつけていたことがわかった。 教諭は10月25日、部活動の練習の一環としてウサギ跳びを指示しました。しかし1年生の男子部員が練習に対して疑問を表明したところ、教諭は生徒の指摘に感情的になり蹴りつけた。生徒は手でかばおうとして右手薬指を骨折した。

 

◆教諭が暴力加え後遺症残る/長崎2010/10/27長崎新聞 長崎市立東長崎中学校2年の男子生徒が2010年7月、男性教諭(38)から約20分にわたって暴行を受け、頸椎などを痛めて吐き気や頭痛・目の奥の痛みなどの症状が続いていること男性教諭が生徒に暴行中、別の教諭も止めず20分間殴るけるを続けた。事件の経過は、この生徒を含む生徒4人が授業中にガムを食べたことが発覚。教諭らはほかにガムを食べた疑いのある生徒の名前を自白するよう強要した。教諭らはその際、名前を挙げた生徒には連絡するななどと口止めを図った。被害生徒は1人の生徒の名前を挙げたが、確信が持てなかったとしてその生徒に確認した。 それに対して教諭が逆上して暴行を加えた。その場には別の教諭2人がいたが、いずれも暴行を止めなかった。

 

◆中学教諭が女生徒に暴力/千葉2010/10/23千葉日報 千葉県大網白里町立中学校でバレーボール部顧問を務めている男性教諭(46)が部活動指導中、部員の女子生徒から自らのミスを指摘されたことに逆上して暴力行為を加えていたことがわかった。 事件は10月8日の練習中に発生した。教諭は部活動の資料として印刷物を部員に配布したが、この部員が印刷物の不備を指摘したところ、教諭は指摘に逆上し、生徒を突き飛ばして倒し、髪の毛をつかんで立たせるなどの暴力行為に及んだ。

 

◆生徒への暴力とわいせつで中学校教諭逮捕/愛媛2010/11/25  勤務先の愛媛県松山市立中学校で生徒指導と称して平手打ちの暴行を加えた上、体を触るなどしたとして、愛媛県警松山東署は11月24日、同校音楽科教諭・和田光教(39)=愛媛県東温市西岡=を暴行と県青少年保護条例違反の容疑で逮捕した。 事件は2010年9月25日に発生した。朝登校してきた女子生徒に対して、「校則違反があった」として別室に呼び出し、平手打ちを数十回加え、さらに同日夜には、生徒を自宅に送り届けるとして車に乗せ、車内で体を触るなどした。調べによると同教諭は、暴行の事実関係については認めているが、わいせつについては否認している。

 

◆生徒への暴力めぐる賠償金、教諭400万円負担で和解/福井2010/11/25 産経新聞 福井市立中学校教諭による生徒への暴行事件に関連して、被害者側に支払った損害賠償金相当額について、福井市と保険契約を結び賠償金の一部を負担した保険会社が加害教諭に返還を求めていた問題で、武生簡裁で11月24日までに、加害教諭が約400万円を保険会社に返済する内容での調停が成立した。暴行事件では被害者側が訴訟を起こし、福井市に損害賠償を命じる判決が2007年に確定していた。賠償責任を補償する保険に福井市が加入していたとして、賠償金のうち約8000万円は保険金から支払われた。 保険会社は「教諭の過失が大きい」などとして、教諭へ求償していた。

 

◆部活指導装いわいせつの教師に実刑判決/愛媛2010/11/26 (金) 愛媛県内子町立中学校で「部活動指導」を装い女子生徒にわいせつな行為をしたなどとして準強制わいせつなどに問われた元中学校教諭・井上靖浩(39)=懲戒免職、愛媛県大洲市徳森=に対し、松山地裁大洲支部は11月26日、懲役2年6月、罰金30万円(求刑懲役4年、罰金50万円)の実刑判決を言い渡しました。 判決では「部活動顧問の立場を悪用した」と指摘し、被害者の精神的衝撃は重大で、今後の成長への影響も懸念されると厳しく指摘した。

 

◆園児わいせつの元保育士に実刑/佐賀2010/11/29 本年2月、勤務していた佐賀県内の保育園で、昼寝中の園児にわいせつな行為をしてその様子を写真撮影し、児童ポルノ愛好家仲間に提供したなどとして強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元保育士・真木秀和(33)=佐賀県神埼郡吉野ヶ里町=に対し、佐賀地裁は11月29日、懲役7年の実刑判決を言い渡した。 判決では「保育士の責任を放棄し信頼を裏切る犯行で、性的虐待そのもの。園児には将来にわたって影響を及ぼすことが懸念され、刑事責任は重い」などと厳しく指摘した。